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ファクタリングでも必要になる?「資金繰り表」の作り方

資金繰り表作成

今回のテーマは、「資金繰り表」です。
ファクタリングの手続きを進める際にはさまざまな書類が必要となりますが、業者によっては「資金繰り表」の提出を求めることがあります。
私たちGCMでも、主要な書類の他に資金繰り表のご提出をお願いする場合があります。
では、資金繰り表とはそもそもどのようなものなのでしょうか?
そして、どのようにして作ればいいのでしょうか?
以下に、気になるポイントをまとめてみました。

【おさらい】ファクタリングの必要書類

書類

当コラムでは以前、『【何が必要?なぜ必要?】ファクタリングに必要な書類について』という記事で、お申し込みにあたってご提出をお願いしている主な必要書類についてまとめました。
主な書類としては、以下のものが挙げられます。

・履歴事項全部証明書
・印鑑証明書
・請求書
・支払決定通知書

「履歴事項全部証明書」と「印鑑証明書」は、契約する際の署名・捺印の証明となる書類です。
また「請求書」「支払決定通知書」は、お客様が実際に診療報酬債権や介護報酬債権をお持ちであることを証明する書類となります。
請求書はいわゆる「レセプト」のことであり、支払決定通知書は医療保険者(国民健康保険団体連合会、社会保険診療報酬支払基金)から発行される書類を指します。

以上のような書類が確認できた段階で、ファクタリングの手続きはスムーズに進めることができます。
またそのほかに、今回取り上げる「資金繰り表」やその他の書類の提出をお願いする場合があります。

資金繰り表とは?

資金繰り表の作成

それではいよいよ、今回のテーマである「資金繰り表」についてお伝えしたいと思います。

資金繰り表とは、会社の資金、現金収支をまとめた表のことを指します。
一般的には、
・売掛金、買掛金について
・借入金について
・貸し付けについて
・投資の状況、
が記録されています。
経済状況を把握し、現金過不足など将来のリスクを未然に防ぐために使われます。

資金繰り表を作るメリット

一定の期間で収入・支出を管理することで、経営状況を可視化することができます。
お金の流れを細かくチェックすれば、現時点の「資金繰り悪化の原因」を探るだけでなく、未来の経営状況を予測することも可能です。
資金繰り表は銀行が必ずチェックするポイントであるため、「資金繰り表を見れば、経営者の考え方がわかる」といっても過言ではありません。

資金繰り表の作り方

基本的な作成方法

資金繰り表作成

まずは、「日ごと」「週ごと」「月ごと」など、表の時間軸を決めます。
「資金状況がギリギリ」という方や、「どのタイミングで資金ショートが発生しているかわからない」という方は、日ごとの作成が望ましいでしょう。

次に、記入する情報を揃えます。
大きく分けると、「現在の資金残高」「収入」「支出」の3つが必要となります。
現在の残高や収入を揃えるのはスムーズだと思いますが、「支出」は注意が必要です。
支出には、金融機関の借り入れや仕入れ支出、人件費や経費、税金などさまざまなものがあります。
予期せぬ赤字を防ぐため、支出はできるだけ正確に把握する必要があります。
普段から支出の記録はこまめに行うことをおすすめします。

以上の情報が揃ったら、いよいよ資金繰り表の作成です。
収入、支出と欄を分けて、科目ごとに記録していきます。
翌日に繰り越すお金がある場合は、その金額も忘れずに記載するようにしましょう。
また、のちに項目を追加する場合を想定し、予備欄は多めに用意しておくことをおすすめします。

既存のテンプレートを利用する

テンプレートを利用する

「エクセルが苦手」という方は、既存のテンプレートを利用してみましょう。
最近では、無料でエクセル用のテンプレートがダウンロードできるサイトがたくさん用意されています。
初心者の方で、「完成後のイメージがつかない」という方にもおすすめです。

まとめ

いかがでしょうか。
資金繰り表は、お金の流れを表すだけでなく、「今後の経営戦略を練るために必須なもの」ともいえます。
ファクタリング業者に提出を求められることもあり、私たちGCMでも場合によっては提出をお願いすることがありますので、作成しておくことをおすすめしたいと思います。
・「現在の残高」「収入」「支出」などの情報を揃える
・「支出」は細かく記載する必要があるので普段から気をつけて記録しておく
・無料のテンプレートを利用できる
などが、特に押さえておきたいポイントです。
ぜひ参考にしてみてください!

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