コラム

Column

「診療報酬債権ファクタリング」と「医療機関向けローン」の違い

ファクタリングかローンかを考える女性

私たちGCMをはじめとするファクターが提供する金融サービス「ファクタリング」は、売掛債権をもとにすみやかな資金調達をすることができるサービスです。
特に、GCMでは病院や調剤薬局、介護施設といった医療・介護機関のためのファクタリングサービスを提供しています。

ところで、資金調達の方法としては、ファクタリングのほかにも「ローン」というものがあります。
個人向けの住宅ローンや企業向けのビジネスローン、そして医療・介護機関向けのローンを、銀行などの金融機関が提供しています。
相手が金融機関になるだけで資金調達という点では同じ……ですが、内容は異なります。

現在、資金調達の必要に迫られつつも「ファクタリングとローン、どちらが良いんだろう?」「どう違うんだろう?」とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、2つの資金調達方法の違いについてまとめます。

ファクタリングとローンの違い

まずまとめているのは、病院・介護施設向けのファクタリングとローンの基本的なサービス内容です。

診療・介護報酬債権ファクタリング

ファクタリングの説明をする女性

ファクターが病院・介護施設と国保・社保との間に立ち、通常であれば2ヶ月後に国保・社保から病院・介護施設に支払われる診療報酬や介護報酬を、国保・社保の代わりにファクターが支払うというのがファクタリングの基本です。
報酬債権をファクターに譲渡し、いわばお金を“先取り”できるサービスといえます。
ファクターは病院・介護施設から報酬債権を受け取り、のちのちその分のお金を国保・社保から支払ってもらって一件落着です。

医療・介護福祉機関向けローン

ローン

金融機関が提供するローンは、シンプルな言い方をすれば用途制限付きの借金です。
「運転資金のため」「設備投資のため」など使途を明らかにして申し込み、審査のうえでお金を出してもらいます。その後、病院・介護施設は銀行に分割でお金を返済していくことになります。

パッと見てわかる2つの方法の大きな違いは、「返済の必要の有無」ということになるでしょう。
ファクタリングの場合、利用者である病院・介護施設は報酬債権をファクターに譲渡し、お金を受け取った段階で資金調達は完了ですが、ローンを組む場合、資金を調達したあとでお金を少しずつ返済する必要があるわけです。

ファクタリングのメリット

以上のような違いがあるファクタリングとローンですが、ここでは「返済の必要なし」以外に考えられるファクタリングのメリットについてまとめてみました。

ファクタリングは担保なし!

担保

医療・介護機関向けローンを利用する場合、金融機関へ「担保」を差し出さなければならない場合があります(用途によっては無担保で利用できる場合もあります)。

敷地の抵当権、あるいは数ヶ月分の診療・介護報酬債権などが代表的です。
万が一、返済が不可能という状況になった場合には、敷地の抵当権や診療・介護報酬がまるまる金融機関に持っていかれてしまうことになります。

一方、ファクタリングの場合は担保を差し出す必要はありません。
ファクターにお金を支払う義務を負っているのは国保・社保であり、病院や介護施設ではないからです。

ファクタリングは審査がスムーズ&スピーディ!

審査

ファクタリングとローンの最も大きな違いは、審査の期間です。
ローンを組む場合、銀行などの金融機関は病院、介護施設などに対して事前の審査を徹底的に行います。借金をしたりした過去はないか、返済能力がきちんとあるかといったことを調べ上げ、いわば「ローンを組む資格があるか」を確認します。

これには、少なからず時間がかかります。
特に、過去に借金をした経験があるという場合などは金融機関がより慎重になり、より時間をかけて審査を行うことになります。
「一刻も早くお金を用意しなければ」という事情があるときには、ヤキモキさせられることでしょう。

一方、ファクタリングの場合、金融機関が行うような審査は行われません。
これまでに診療・介護報酬を間違いなく受け取っている、れっきとした病院、または介護施設であることを確認するのがファクターの行う審査の主なところです。
国保・社保に提出する「レセプト(請求書)」や、国保・社保から病院・介護施設に出される「支払決定通知書」といった報酬の支払いを証明する必要書類をチェックすることになります。

何らかの理由があってローンを組めないかもしれない、審査に時間がかかるかもしれないという場合には特にファクタリングがおすすめといえるでしょう。
GCMでは、あらかじめ必要書類などをまとめておいていただければ、最短3日でご契約が可能です。
ぜひ当サイトの「お申込・ご契約までの流れ」もご覧のうえ、お声がけいただければと思います。

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