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【ご注意!】ファクタリングをかたる悪徳業者の手口&見分け方

現在、世間では数多くのファクター(ファクタリング業者)がサービスを提供しています。

ファクタリングとは、売掛債権を現金化できる金融サービス。
たとえば一般企業の場合、ある商品を取引先に納入した際に得るのが売掛債権。この債権をもとに後日、取引先から現金が支払われることになります。
しかし、こちらとしては「後日」を待っていられない事情がある。
そんなときに利用できるのがファクタリングのサービスです。
売掛債権をファクターが買い取って現金化。その後、取引先の企業は新たに債権の持ち主となったファクターに対して支払いを行います。

私たちGCMも、そんなファクターのひとつ。
特に私たちが専門とするのは、医療・介護関係のファクタリングです。
通常は2ヶ月先にならなければ現金化されない診療報酬債権、介護報酬債権を買い取らせていただき、すみやかに現金化。
そして2ヶ月後、私たちは買い取らせていただいた債権をもとに「社保」「国保」から支払いを受けます。
貸金業ではないので、お客様は現金を受け取ったあとで返済などに追われることはありません。

このように、ファクタリングは便利なサービスであるわけですが、くれぐれも気をつけていただきたい点がひとつ。
違法行為を行う悪徳業者が存在することです。

今回のコラムでは、悪徳業者の手口について、また数ある業者の中から悪徳業者をあぶり出す見分け方についてまとめてみたいと思います。

ファクターに見せかけた「闇金業者」の手口

2017年、「警察がファクタリング業者を逮捕した」というニュースが発信されました。
実際、2017年の1月に大阪府警が“一般企業向けのファクター”を名乗っていた悪徳業者の代表取締役と従業員の男を「貸金業法違反」で逮捕していました。

男たちは、売掛債権を買い取って現金化するのではなく、売掛債権を担保にして被害者となった会社に現金を貸し付け、法外な額の利子をむしり取っていた、とのこと。
そう、これは正確にいえば「ファクタリング業者を逮捕」ではなく、「ファクタリング業者の名をかたる悪徳貸金業者=闇金業者を逮捕」というべき事案だったのです。

すでに書いたように、ファクタリングは本来、貸金業ではありません。
たとえばGCMでは、お客様の診療・介護報酬債権の買取を行っています。そこに金銭の貸し借りが発生することなく、したがって返済の義務や利子が発生するようなことは一切ありません。

しかし、ここで例示したような悪徳業者の場合、売掛債権を買い取るのではなく、「担保」として取ります。そのうえで現金を貸し付け、常識はずれの高額な利子を要求してきます。
このような「ファクターの皮をかぶった闇金業者」に引っかかってしまうと、いわゆる“骨までしゃぶられる”ということになってしまいます。
業者のサービスを利用するにあたって「貸付」「融資」「担保」のような単語が出てきた場合には、絶対に利用しないようにしましょう。

悪徳業者の見分け方

ここでは、上記のような悪徳業者に引っかからないために意識すべき、「悪徳業者の見分け方」をまとめてみました。

「必要書類」が少ない

書類の束

たとえば、GCMでは医療法人の登記簿「履歴事項全部証明書」をはじめ、お客様がそれまでに国保・社保に提出してきた「レセプト(請求書)」や、国保・社保からお客様のもとに出される「支払決定通知書」など、お申し込みにあたってさまざまな書類をご用意いただいています。
これらの書類は、「お客様が間違いなく医療・介護施設として実績をお持ちであること」を確かめるために必要なものです。
GCMでは書類を滞りなく提出していただいたうえで、実際のサービスへと移行することになります。

しかし、業者の中には「書類は別になくてもいいです」というところがあります。
「余計な手間は取らせません。すぐにでも現金をご用意いたします」
そのような口あたりの良いことを言って、早めに現金を手にしたい方を騙すというのが彼らのやり口です。

「契約書」がない

契約書

ファクタリングのサービスを実際に行うにあたって、業者とお客様の間で必ず「債権譲渡契約書」が交わされることになります。お客様からファクターに債権が移動すること、つまりファクターが債権を買い取ることを明らかにする書類です。
これがないということは、要するに債権譲渡が行われない可能性があるということ。
業者は債権を買い取るのではなく担保として取り、高利の貸付を行うつもりかもしれないということです。

「会社概要」がない

驚く男

当サイトではGCMの「社名」はもちろん、「代表者名」や「所在地」、「お問い合わせ先」などの基本情報を記載した「会社概要」のページを設けています。
世間に対して何ら恥じることのない優良業者なら、公式サイト上に必ずこのようなページを設けて、基本情報を公開しています。

一方、悪徳業者の公式サイトの多くは、このようなページがありません。
あるいは、存在しない住所が記載してあったり、デタラメな代表者名が記載してあったり、お問い合わせ先が携帯電話だったりするケースもあります。
オフィスや固定電話を持たない悪徳業者である可能性が濃厚であるといえるでしょう。

いかがでしょうか。
今回は、ファクターをかたる悪徳業者の手口、そして悪徳業者の見分け方についてまとめてみました。
安心・安全に現金を手にするために、ぜひ気をつけてみていただければと思います!

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